お辞儀と腰痛の関係

年末年始、帰省の際にお辞儀する回数が半端なかったり、そうでなくてもサービス業などの方で日常茶飯事的にしょっちゅうお辞儀をしている方は結構いらっしゃるのではないでしょうか?

そんな中、お辞儀のし過ぎで腰が痛い!ということも間々あります。正しいお辞儀をしないで、間違ったやり方で行い続けると、腰に負担がかかって腰痛の原因になったりします。

そもそもお辞儀は腰を曲げるものではなく、股関節を曲げるもの。

股関節から頭頂までは一直線。腰(腰椎)を曲げる必要はないのです。これを間違って、腰を曲げてしまうと、腰を痛めてしまったり、見た目も美しくない。腰の丸まった貧相なお辞儀になってしまうのです。

股関節だけを曲げる正しいお辞儀は、腹筋・背筋をすごく使うので、意識するだけで優れた体幹トレーニングにもなります。

 


やり

~そのⅠ 立礼でのお辞儀の仕方~

立ってお辞儀をするとき、それぞれの流派の礼式はありますが、
人体の解剖学的にカラダの負担のかからないやり方は以下のとおり。

①立ち方

a 正中線に対して足の人差し指が平行。
b 足裏のアーチ(土踏まずの部位)を自力で引き上げます。
c 脚の内側にファスナーがあると思って、下から上までジイ~ッとファスナーを引き上げます。
d 腹筋を引き上げつつ僧帽筋を下げて体幹を固定します。
e 尾てい骨から頭頂まで一本の棒が入っているとイメージして、「ここは絶対曲げない!」と、意識。

②手の位置

a 手は鼠径部にくっつけて、肘は前だけど肩は後ろにもって行きます。
b 肩甲骨・鎖骨を長~くするイメージで胸筋を広げます。
c 手首にはしわが寄らないように注意して、角度を調節します。

③股関節から曲げる

ここまでピシッとさせてから、いよいよ曲げる段階です。
a ①の立ち方、すべて意識して体を使いつつ、股関節だけをまげていきます。
b 尾てい骨と頭頂を遠くに遠くに離すように背骨一骨一骨を引き伸ばしていくように意識をすると、さらに腹筋・背筋がしまっていきます。
c 足は拇指球、小指球、踵の三点でぐっと地面を踏みしめます。
d さらに、左右の坐骨から踵が遠くに伸びていくように、脚を長~く伸ばしていきます。
e 横から見たら、股関節を中心としたコンパスに、自分がなっているような意識が大切です。
f 曲げたら、そこで一呼吸静止します。全身の筋肉をものすごく使わないと、この姿勢はキープできません。

④曲げた状態から立つ姿勢に戻す

a 立つ姿勢に戻すときは、曲げたときのおよそ倍の時間をかけて戻していきます。

 

      ~そのⅡ 座礼でのお辞儀の仕方~

①座り方

長時間座れる正座の仕方とは異なり、ここではあくまでも
人体の解剖学的に骨や関節に負担のかかりにくい座り方をご説明します。

この座り方で長時間キープすることは、はっきり言って苦行なので、
あくまでもお辞儀をするとき限定にしてください。

a 正座で座ります。足の親指の付け根をくっつけて、人差し指は正中線に対して平行にしておきます。
b 踵は真上に向けます。
c 足首の真ん中は地面にまっすぐ向けて。
d 膝は正中線に対して平行に長く長く伸びていくのをイメージしましょう。
e 坐骨から膝、膝から内踵までが長く長く伸びているのをイメージします。内腿がさらに寄せられていくのが分かるはず。

②手の位置 (立礼と同じです)

a 手は鼠径部にくっつけて、肘は前だけど肩は後ろにもって行きます。
b 肩甲骨・鎖骨を長~くするイメージで胸筋を広げます。
c 手首にはしわが寄らないように注意して、角度を調節します。

③体幹

a お腹は上に上に僧帽筋は下に。
b 肋骨は閉じて
c 左右の坐骨と頭頂で長い長い二等辺三角形を作ります。
d 坐骨は下に、頭頂は上に。
e cの二等辺三角形は、床に対して垂直になるようにします。

④鼠径部から曲げていく。

いよいよお辞儀です。ここでは深さによって三種類ご紹介します。

(1)軽い会釈  15度

a 手の位置はそのまま、股関節を15度傾けます。
b 坐骨から頭頂までは一直線。
c 坐骨は下げて頭頂は上に伸ばして、背骨一骨一骨を引き伸ばして姿勢をキープします。
d 一呼吸おいてから行きの2倍の時間をかけて起き上がります。

(2)深い会釈 45度

a 手指を揃えて膝の横に持っていき、指先だけを床に付けて、股関節を45度曲げます。
b~dは(1)と同じ。

(3)一番深いお辞儀 90度

a 手指を揃え、手のひらはベタッと床に完全にくっつけます。
b 親指と人差し指で三角形を作り、その中心に鼻が来るように股関節だけを90度曲げます。
c 尾てい骨から頭頂までが一直線で、かつ床と平行になるようにします。
d 決してお尻を上げてはいけません。坐骨、尾てい骨は床に重た~く沈めておきます。

(1)~(3)何れの場合も、上半身、下半身ともに
①~③のカラダの使い方をキープしつつ股関節だけを動かすことがポイントです。
日々の鍛錬で、美しいお辞儀をマスターしてください。

 

まとめ

腰痛予防にもなる体幹トレーニングな美しいお辞儀。日本の美しい文化をぜひ、次の代の方々に伝えられますように。

ありがとうございました。

 

 

 

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