一日のうちで、リラックスしているときや集中しているときなど、ついつい猫背になってしまうことはありませんか?
この「猫背」、トレーニングを繰り返すうちに、あるとき、「背筋を伸ばしていないとなんか落ち着かない」というレベルに入ります。

  • なんか腰痛いけど、そういえば背骨丸まってた。
  • なんか肩痛いけど、そういえば肩が前に来ていた。

など、自分の体を客観視でき、すぐに調えることが出来、痛みを継続させないような姿勢に整えることができるのです。

まさに、

「猫背は万病の元」

そんなオーバーな、とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、これは結構コワい事実です。

椎骨一骨一骨の距離が通常よりも狭まっている場合、

  • そこから痛みが生じやすくなる。
  • 日ごろのクセで、その場所ばかりを酷使してしまいがちになる。
  • 痛みは日に日に増していく。

そのため、その痛みのある部位をかばおうと、違う部位にも負担がかかりやすくなり、結果、全身のあらゆる場所に不調を抱えることにもなりかねません。

また、体が痛いとそれだけでメンタルも下がり気味に。

 

更に、背中が丸まることで肺の機能が低下してしまいます。背中が丸まって肺のスペースが狭くなり、本来の肺の許容量が少なくなってしまうのです。

そのため、呼吸が浅くなり、全身への酸素供給量が減ってしまう。

酸素供給量が減ると、末端へのエネルギーがいきわたらず、本来の自分の体よりも「元気のない」体になってしまう事にも繋がってゆきます。

 

本来の自分の「ベストな状態」に常に出来ていないということは、あらゆる抵抗力、免疫機能などが下がり、

  • 怪我などが治りにくい
  • 風邪などが治りにくい

などにも繋がってゆきます。

まさに、

「猫背は万病の元」

大切なので、二度言いました。

そのため、前回お伝えしたように、先ずは「脇の下」を整えて猫背を瞬時に直すことが有効となります。

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この際、
「酔っ払い様が酔いつぶれて寝てしまったとき、後ろから脇の下を抱えて立たせるシーン」を思い描いてみると、
脇の下の棒を整えるだけで尾てい骨から胸椎(胸の骨)まではすっきりと整ってきます。

 

今回はここからのアプローチについてお伝えします。
「酔拳」の達人になる予定の方は別として、ごく一般的に姿勢をすっきりとさせたい方は、「尾てい骨」から頭頂部までを整える必要があります。

尾てい骨から脇の下までは整っているので、後はその上をどのようにアプローチしていくのか。
首、肩の位置を整えることで、姿勢がより安定してきます。

この、大切な、大切なポイント。
それは、

「耳」

もう数十年も前のことですが、ドリフターズの人形劇で「西遊記」をやっていたテレビ番組がありました。
その中のあるシーンで、

敵の矢が飛んできたところを、全員が横一列に並んで耳の穴をあわせ、矢が耳の穴を貫通する、というギャグ(?)があり、
子供心に、「脳は平気なんかいっ!」と突っ込んでいましたが、まさにあんな感じです(笑)

耳の穴同士に棒が一本、通っていて、その棒を誰かに持ち上げられて「宙ぶらりんっ」になっているような状態をイメージしてみましょう。
首筋がスッと伸びてゆくに伴って、背骨の一骨一骨が、「脇の下」を上に伸ばしたときよりも更に引き伸ばされたような感じになることが分かりますでしょうか?

猫背改善のポイントは、

  • まず脇の下のボルト
  • そして耳のボルト

を上に引っ張りあげること。

「最初から耳だけを引き伸ばす」のも、有効ではありますが、その場合、「肩が必要以上に下がってしまう」事が多くあります。
肩が必要以上に下がってしまうと、それだけで肩こり、首コリの原因になってしまうため、

  • まずは肩のアライメントを整える
  • そして頭、首のアライメントを整える

という、2段階に行うことで、肩、首周りを整えつつ、背筋をスッと伸ばすことができるのです。

  • 左右の脇の下
  • 左右の耳の穴

この、合計4点を意識し、

  • 高さを揃え、
  • 向きを合わせて

ゆくことで、一瞬で整うのにもかかわらず、「背骨だけ」に注目している場合に比べ、持続効果が長くなります。

ここでまた一つ、大前提があります。
それは

「骨盤」が整っていること。

骨盤はどうなっていますか?
骨盤が整っていない場合、腰に余計な負担がかかり、ただ座っているだけでも腰痛の原因になることもあります。

次回は、骨盤を整える基本的なポイントについて、お伝えします。

肩、首のラインを整えたら、それだけで「見た目年齢」が変わっていきます。
それを支える土台となる「骨盤を」次回は整えていきましょう。

お読みくださり、ありがとうございました。