前回、帝王切開をされた方がお腹に力を入れにくい原因についてお伝えしました。

関連記事:帝王切開などのお腹の手術をされた方が腹筋のトレーニングをする際に注意したいポイント

 

帝王切開のような大きな傷があることで、

  • 本来使うべき「腹筋」を適切に使うことが難しい
  • 「自分が使いやすい部位」に力が入ってしまう
  • 自分が使いやすい部位だけで頑張って余計な負荷をかけてしまう
  • 故障などの原因となる

などの弊害が出てくる可能性があります。

お腹に力を入れることが難しいからといって、そのままにしてしまっていては、年々筋力は落ちていくばかり。
できるだけ、お腹まわりの筋力をつけ、そのまま持続させることが大切です。

また、「お腹」に力が入らないことで、筋力で体幹を支えることが出来なくなると、
将来的に見て、「圧迫骨折」などになるリスクを抱えているといえます。

圧迫骨折は、「骨粗しょう症」から来るものとされていますが、「骨だけ」で体を支えている場合、骨への負担ははかり知れません。

その、「骨だけ」で支えている状態が日々何十年間も続いていることで、背骨の骨の一つ一つに負担がかかり、圧迫されてしまいます。

骨粗しょう症で骨がもろくなった状態で骨に多大な負担をかけることは、それだけで圧迫骨折になるリスクがあるのはこのためです。

骨粗しょう症にならないように心がけることがもっとも大切ですが、その上で、常に「骨」ではなく「体幹」で支えることが、重要になってきます。

帝王切開などでお腹に力が入りにくい方の場合、「体幹」で支えず、「骨」で他動的に「支えてもらっている」状態であることがほとんどです。

若いうち、できれば術後、お医者様のGoサインが出た直後から、適切に腹筋を強化するトレーニングを開始することが大切です。

お腹に力の入りにくい状態でのトレーニングは、一朝一夕では身につけることが難しいものですが、あきらめずにトライしてみてください。

帝王切開などでお腹に力を入れることが難しい方の腹筋のトレーニング方法

1、仰向けで寝ます。

腹筋を適切に使えるようにするため、先ずはすべての負荷が最小限になる姿勢で行ってみましょう。
仰向けで寝たときが、一番重力から開放され、体をコントロールしやすい姿勢になっています。
この状態で、膝を三角に立てて寝ていきます。

2、自分の力の入りやすい場所を探してみよう。

先ずは右脚をテーブルトップにしてみます。

*テーブルトップ

  • すねと床が平行、腿と床が垂直、膝は90度になるようにします。
  • 動かすときは、常に膝は90度に保ったまま、膝ではなく腿を動かすようにしましょう。
  • 股関節を動かして脚を上げます。

テーブルトップにした時に、どこかに余分な力が入っていないか、観察してみます。

 

!チェックポイント

1、肩
2、股関節
3、反動を使わない
4、肋骨の後ろ側

これらのポイントが、

  • 脚を床につけていたとき
  • 脚を持ち上げたとき

同じであるか、観察してみましょう。どこかに余分な力が入っていた場合、そこが自分が力を入れやすいポイントです。心を落ち着けて、体に聞いてみると、体は教えてくれるはず。

1、肩

肩先は床のほうに近づいていますか?足をあげることで、肩先が床から離れないように気をつけましょう。肩先が床から離れてしまった場合、肩に力が入りやすい状態になっています。

帝王切開などの「お腹の手術」をされていない方にとっても、肩先を上げずに足を床から持ち上げる上げることは、最初のうちは難しいと感じるもの。

術後の方はさらに難しくなっているので、一度にできなくても、あきらめる必要はありません。

「自分はここに力が入りやすいんだ」

と、先ずは感じて、1㎜も動かさないようにしながら脚を動かすようにしましょう。このとき、

「動かす脚」

よりも

「動かさない土台(この場合肩先)」

に意識を集中して、肩先が動くか動かないか、ギリギリのところまで脚を上げるようにしてみましょう。

肩を動かさないことを最優先させると、人によってはもしかしたら1㎜も脚が上がらないかもしれません。
もちろんそれで十分です。ここで大切なことは、

脚を「動かすこと」

ではなく、

いかに腹筋を働かせるか

ということです。

脚をあげてエクササイズしても、腹筋ではなく肩を働かせてワークアウトしていたら、せっかく行っていても、それは

「腹筋ではなく、他の部位に負担を強いている」

だけの状態です。強い体幹を作ることには繋がりません。力の入りやすい部位を、「動かさないようにする」事を最優先させて行いましょう。

次回は、緊張しやすい部位をできるだけ使わず、「腹筋」に焦点を当てるためのポイントについてお伝えします。
適切に「腹筋」を使うためには、そのほかの部位を適切に使う必要があります。

あせらずに。一つ一つクリアしていきましょう。
未来の自分へプレゼントするように。

お読みくださり、ありがとうございました。

 

 

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