結婚前、お箏を習っていたことがありました。「お箏」というと、おしとやかなお嬢様がホホホ、と言いながら奏でる雅な世界、というイメージがあるかもしれませんが、なかなかこれがどうして。なかなかにハードな世界でした。

硬く強い弦を左手で押すのなんて、ホントに体力勝負。全体重をかけて、気合を入れなければ思うような音は出ません。必然的に、左手の中指と人差し指は硬い硬い「タコ」ができて、「コレホントに人間の指?」みたいな状態に。

しかもゆっくりめな曲ならともかく、名曲と言われる「春の海」やら「さくら変奏曲」やら憧れの「瀬音」なんて、「右手の親指死ぬーー!」なくらい、目にも留まらぬ速さで(!?)動かします。もう腱鞘炎とはお友達。

当時習っていたお筝の先生は、「演奏活動のときは、ステロイド注射が当たり前よ。みんなそうやって弾いてるの」と、さらっと仰っていました。

結婚後、お筝の世界からは遠ざかっていましたが、出産後、やはり腱鞘炎に悩まされることに。今度は右手ではなく、何故か左手。ずっと「何故だろう~?」と不思議に思っていたのですが、左手首に無理がかかる不自然なアライメントを無意識のうちにとってしまっていたのが原因かと思われます。

それに気づいてから手首のアライメントを整え、芯をしっかりさせるよう、意識的に使うようにしたからでしょうか、もう何年もサポーターや湿布のお世話にならずに済むようになりました。「クセになる」といわれている腱鞘炎。できれば解消したいもの。

今日は、その腱鞘炎に改善を期待できる、アライメントの整え方をお伝えします。腱鞘炎には様々な原因がありますが、アライメント不良が原因の腱鞘炎には改善の余地があるかもしれません。ご自分のケースに当てはめて、トライしてみてください。

 

アライメントを整えて腱鞘炎を改善しよう! 手首の芯を鍛えて、痛みにサヨナラする方法!

1、前腕をつける。

床、または壁に前腕(肘から手首、手首から指先まで)をつけます。できる方は、床に四つんばいの姿勢になってから、肩の真下に肘が来るようにして床に前腕をつけます。この体勢が厳しい方は、壁に前腕をつけて行いましょう。このとき、肩と肘の高さは同じになるようにします。

 

2、正中線を平行に。

肘から中指までを結んだ線が、正中線に対して平行になるようにしましょう。このとき、手首が曲がってしまいがちになるかもしれません。肘から手首の真ん中を通って、中指の先までを結んだ線がきっちりと正中線と平行になっているか、もう一度確かめましょう。(大事なことなので、2回言いました。)

ほんの少し手首が曲がっていたとしても、それが365日、24時間負荷になっていることで、手首を傷める原因になっていることもあります。ごく小さな癖などを見逃さずに、受け入れて、そして改善していく意識を持っていきましょう。

 

3、手首を整える。

正中線と肘から中指までを結んだ線を平行にしたら、今度は手首の角度に注目しましょう。手首の内側と外側の「ぐりぐり」とした骨を結んだ線が、一直線でかつ前述の2つの線(前腕、肘から指先までの線)と垂直に交わっていますか?

更に、外側の「ぐりぐり」よりも、内側の「ぐりぐり」のほうが床から離れたりしていませんか?内側と外側の「ぐりぐり」は床から同じ高さになるようにしていきます。内側の「ぐりぐり」を床につけようとするとき、正中線まで動いてしまう方もいらっしゃいますが、正中線はきっちりとキープしておきましょう。

キープするためには、丹田に力を入れ、腹筋を使う必要があります。「これが自分の正しい手首のアライメント」と身体に覚えこませることが大切です。特に、スポーツタイプの自転車に乗るときなど、このアライメントがきちんとできていないと手首に負担がかかるだけでなく、実は肘や肩にまで連動して悪影響を及ぼすことにもなりかねません。

やってみると、手首をきっちりと整えることで、肩のアライメントも整えなければいけないことに気づくはずです。肩にネジがあるとイメージして、そのネジを緩めないようにきっちりと締めないと、この手首のアライメントを作ることは難しい。肩のアライメントを整えるには腹筋も使わないといけない。すべてが繋がってくるのです。

また、あらゆるワークアウトで、気持ちばかりが逸ってしまって体がついていかないときなど、無意識に手だけで動かしてしまうことも良くあることです。例えば、腕を後ろにしながら「手」だけで行こうとしてしまい、それだけで手首が曲がり、負担がかかって痛めてしまうこともありえます。

それ以外でも、常に常にずーっと手首に力が入りやすい状態になっている場合もありえるので、まずは意識を向けてみましょう。意識するだけでまずは改善される第一歩を踏み出すことも良くあることです。

「まっすぐ」は実はスゴイ技術が必要。人によって骨のつき方も違う。筋肉の発達の仕方も違う。癖も。日々の使い方も違う。どうしても「正しい」アライメントを取れない状態は、手首としてはものすごく緊張しています。

だから、緩めてあげる。手首が緊張している、ということは、親指の付け根も緊張している場合があります。この、親指の付け根も伸ばしてあげましょう。

 

身体の不調は身体からのサイン。見逃さずに、「改善する機会」と、捉えてみましょう。
より良い日常のために。
ありがとうございました。

 

 

 

無料体験行っております。毎月限定5名、初月受け放題です。お申し込みはこちらからどうぞ。    にほんブログ村 健康ブログへ