ベッドや布団に寝ている方を起こして差し上げるなど、「人を抱える動作」をするとき、全身の筋肉を上手に使ってあげないと、様々な症状がでてきてしまい勝ち。

腰を守るため、もちろん日常的に骨盤ベルトなどは必要ですが、今日注目したいのは「」。肩を耳の真下よりも前に出しながら腕を伸ばしてこうした動作をする場合、「肩」を痛めてしまう恐れがあります。

横から見たとき、肩が耳よりも前に出てしまっているのは、大胸筋など、「前側の筋肉」だけを頑張って使って、後頭骨から背中にかけての「後ろの筋肉」が効果的に使えていない状況にあります。

「後ろの筋肉」をきちんと使わないと、同時に頭も前に出てしまい、首も痛める傾向に。このとき大切なのは、やはり腹筋。背筋群を使って肩を後ろにすると、首だけが前に出た姿勢になるので、同時に頭も後ろにする必要がある。

そうすると、抱える対象となる方との距離が必然的に遠くなってしまうので、肩と頭のアライメントはそのまま、腹筋を使って椎骨を一骨一骨均等に丸めていく動作が必要になってくる。
アライメント:配列

 

  • 尾てい骨と頭頂部は思いっきりに出す。
  • ウエストのボルトは思いっきり後ろへ。
  • 肩のボルトはお尻のほうに引っ張り下げる
  • 耳のボルト前に前に引き伸ばす。
    ウエストのボルト:左右のウエストの一番くぼんでいる部分同士に一本ボルトが通っていることをイメージしたもの。
    肩のボルト:左右の肩先(肩峰)同士にボルトが一本通っていることをイメージしたもの。
    耳のボルト:左右の耳の穴にボルトが一本通っていることをイメージしたもの。

椎骨が一骨一骨引っ張りながら伸びて、均等に丸まっていくのが感じられますか?同時に体幹の力が効率よく使われていく。この状態をキープしたまま介助などをすることで、肩、そして腰、首などを守ることができます。

「仕事中など、そんなことしてられない!」とは思いますが、まずは体の仕組みを理解して、日常のちょっとした時間にこのアライメントを練習して脳と頭に覚えこませる。そして「こうしたほうがいいんだな。」と頭の片隅に置きながら動作することで、多少の違いがでて来るのではないかと思われます。

 

まとめ

大切なのは、

  • 1日に1回でいいので、基本のアライメントを練習する。
  • 頭の片隅に置きながら動作する。

10キロ未満の赤ちゃんを1日に何度も抱きかかえるだけでもかなり体に負担がかかります。更にその上を行く「大人の体重」を支える「介護職」の方々には頭が下がる思いです。

お世話をしながら自分の体を気遣うこともなかなかに難しいこと。そのためには日ごろの「訓練」が物を言います。「訓練」といっても、人によっては時間が取れない場合も多いため、「寝る前に体育座りをして先ほどのアライメントを取ってみる」だけでも、体はしっかり使えるようになってきます。

寝る前に鍛える」を合言葉(?)に、体を守ってみてはいかがでしょうか?
「体が資本」「体が財産」。一生涯ともに歩む、かけがえのない「財産」のために。
ありがとうございました。

 

 

 

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