若いときは何も感じなかったとしても、年齢が上がってくると、ちょっとしたことでふらついたり、転倒に繋がったりすることがあります。

「起き上がるとき」もその一つ。夜中、目が覚めて、トイレなどに行くときなどに「いきなり起き上がる」動作をしてしまうと、思わぬ事故に繋がることも。起き上がるときは必ず、「頭が最後になるように」しなければなりません。

 

●その起き上がり方、危険です!

寝ていた状態からいきなり起き上がると、立ちくらみなどの原因になり、そのまま転倒する恐れがあります。骨粗しょう症などをわずらっている場合、これが原因で、圧迫骨折に繋がることも。

 

*圧迫骨折:主な原因は、骨粗しょう症。高齢者に多く見られる病気で、骨密度が低くなって骨折を起こしやすくなる。骨がもろくなると、ちょっとした転倒でも背中への衝撃に耐えられず、脊椎がつぶれてしまう原因にもなる。

症状は、寝返りを打ったときや、起き上がったときに感じる背中の激しい痛み。背中のほか、腰の部分に痛みが及ぶこともある。

一方で、痛みを感じない患者さんも。痛みを感じずそのまま放置すると、さらに脊椎の他の部分も破損する可能性が高くなり、早めの診断と処置が必要といえる。

(あいちせぼね病院)

 

知り合いの方で、まさにこの状態の方がいらっしゃいました。

夜中、救急車で病院に運ばれ、そのまま入院。検査の結果、このときが原因の「圧迫骨折」の他、別の場所に、もっと古い「圧迫骨折」が見つかったそうです。

 

また、ちょっとした転倒がそのまま「寝たきり」に繋がることもあり、「起き上がり方一つ」でも、注意が必要です。
起き上がるときは必ず、「頭が最後になるように」気をつけましょう。

 

●意外に難しい、安全な「正しい起き上がり方」

ヨガやピラティスののレッスン中、「頭が最後になるように起き上がりましょう。」とアナウンスしても、初めての方などは「頭が先」になってしまっている方が結構いらっしゃいます。

ご本人は「頭が最後になるように」起き上がっているつもりなのですが、実際は「頭が先」になっている。

☆頭が先に起き上がってしまう原因とは?

この原因は実は「腹筋」にあります。頭が先に上がってしまう場合、ほとんどが「腹筋」が使えていない。

頭が最後になるように起き上がるためには、積み木が下から順に一つ一つ積み上がっていくように、椎骨一骨一骨を積み上げていく必要があります。

椎骨一骨一骨を積み上げられなければ、上半身が「」のように起き上がってきてしまいます。「」の場合、どうしても頭が先に起き上がってしまいがち。

胸椎がうまく使えずに、「板」のまま、頭を最後に上げようとすると、首だけが「カックン」と折れ曲がって、頚椎に多大な負荷を与えてしまいます。

「首だけ」で頑張るのではなく、「椎骨一骨一骨を均等に使う」ことが大切。

胸椎には、肋骨がついているため、この部分を一骨一骨動かすことは、肋骨のついていない頚椎や腰椎などと比べると、とても難しいこと。逆に、この部分が使えることによって、ウエストの上の部分の「腹筋」が効果的に使え腰椎や頚椎の負担が減ってきます

 

☆「正しい起き上がり方」をするために必要なもの。

「頭が最後になるように」起き上がるためには、上半身の柔軟性と筋力をバランスよく養う必要があります。
これは、「年齢を重ねてから」いきなりできるものではなく、若いうちから筋力と柔軟性を養って初めてできるものです。

 

脊椎圧迫骨折のリハビリテーションの方法は、腹筋・背筋をはじめとするストレッチや筋力トレーニングです。

(脊椎圧迫骨折と後遺障害 – 徳島県医師会Webサイト)

圧迫骨折のリハビリにおいても、腹筋・背筋の強化やストレッチが重要な役割を占めています。
「なってから」「痛みを経験してから」行うのではなく、できれば若いうちからこうしたトレーニングを習慣付けておくことが大切です。

 

●できれば1日中、姿勢を整え続けることがトレーニングに繋がる。

圧迫骨折を患った方の多くは、背骨が曲がって「平らな床に仰向けで寝ることが難しい状態」になってしまっています。

それは、「コルセットで守っていた時期に、腹筋や背筋がうまく使えていなかった」事も大きな原因の一つと考えられます。弱化した腹筋・背筋は、よほど気合を入れて鍛えない限り、「正しい姿勢を維持する」ための強度に戻すことは難しい。若い方であっても、1週間入院して寝たきりになった場合、戻すのに3日かかる、と言われています。

程度にもよりますが、例えば日ごろあまり運動をされていなかった方の場合で考えて見ましょう。

  • 数ヶ月の「寝たきり」生活を送る。→全身の筋肉の低下。
  • リハビリを行う。生活に支障がなくなるほどに回復。
  • 骨折してからおよそ1年間コルセットをずっと着用。腹筋や背筋をはじめとする、「姿勢維持」のための筋力の低下

こうした場合、どう考えてもコルセットなしで、自分ので腹筋や背筋の力を使って「正しい姿勢」を維持することは非常に難しい、と言えます。

 

筋力や柔軟性はあっという間に落ちてしまいます。逆に、鍛えることは、年齢が上がるほど時間がかかる。

そう。「時間がかかる」だけであって、「不可能」なわけではないのです。自分の体力や体調に合わせて、徐々に付けていくことは可能。

 

できるだけ「自力で」正しい姿勢を維持する。

 

正しく行えば、これだけでも、かなりのトレーニングになります。
いきなり「姿勢を正しくし続ける」事はかなり負担になるので、体に合わせて無理のない範囲で「できるだけ、維持し続ける」事がポイントです。

 

 

次回は、「正しい起き上がり方」について、ご案内します。

若いときからはじめることが有効ですが、いくつからはじめても決して「遅い」と言うことはありません。
はじめたそのときから、「今」の自分がより良くなっていく。「明日の自分」のために。
ありがとうございました。

 

 

 

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