姿勢よく、骨盤を立てて椅子に座るとき、「左の坐骨は良く分かるけど、右の坐骨はどこにあるか分からない」といった経験はありませんか?坐骨は左右均等に使えることが理想的です。

左右均等に使えないと、骨盤が曲がった状態で、骨盤の回旋や脊椎のねじれ、湾曲などの原因に。更に、左の膝や足首に負担をかけてしまうことも。

 

例えば、右の坐骨が上がっている場合、左の骨盤や腰椎、そして左の膝や足首などに四六時中負担がかかっている状態。より多く負担がかかっている部位は人によってそれぞれのため、表れる症状は様々ですが、坐骨の不均衡はあらゆる不調に繋がっていきます。

 

右の坐骨が上がっている場合の骨盤修正エクササイズ

1、右の坐骨だけで座面を押し、しばらくそのままキープ。

  • 「右の坐骨が分からない!」といった場合は、「右の坐骨があるであろう場所」に当たりをつけてそこに体重をかけるようにしてみましょう。

 

2、しばらくそのままで、感じてみましょう。

  • 側の腹斜筋が目覚めてくるかもしれません。
  • 右の坐骨が上がっている場合、右の腹斜筋が緊張しやすいアライメントになっています。常にここを使っている状態です。
  • 左の腹斜筋をいつもあまり使えていない状態なので、これだけで左の腹斜筋の強化に繋がります。
  • しばらくそのままキープすると、今まであまり感じることが出来なかった右の坐骨を感じやすくなるかも知れません。

右の坐骨を感じることが出来たら、右の坐骨の「頂点」を探してみましょう。感覚を研ぎ澄まし、右の坐骨が外側にも内側にも倒れていないところを模索してみます。

 

3、坐骨の「頂点」が見つかったら、今度はその「頂点」だけで体重を支持しましょう。

  • 右の太股、右の腹斜筋腹横筋などが使われてきます。

 

4、左の坐骨を、「そっと」下ろします。

  • 左側の腿の内側を使って、左の坐骨を上げているため、左脚が疲れてきたら、「そっと」左の坐骨の頂点を座面におきましょう。
  • 右の坐骨と座面との接地面は1㎜も変えないように、最初は座面にそっと触れる程度にします。
  • その状態でも右の坐骨のアライメントが崩れていないことを確認したら、ゆっくりと左の坐骨を座面に沈めていきます。
  • もし右のアライメントが変わってしまった場合は、最初からやり直して見ましょう。

このアライメントを維持するためには、今まで使ったことのないような筋肉たちを使う必要があります。徐々にこれらの筋肉を目覚めさせることが肝心。あわてずに、筋肉を養っていきましょう。

 

 

5、左の坐骨を沈めていきましょう。

  • 左の坐骨を沈めても、右側のアライメントが崩れないようになったら、ゆっくりと左の坐骨を座面に沈めていきます。
  • 左の坐骨を沈めても、右側のアライメントは1㎜も変わらないように気をつけましょう。(大事なことなので、2回言いました。)

 

 

6、骨盤を微調整します。

  • 右の坐骨の頂点からレーザービームが出ていることをイメージして、真下に向けます。
  • 左の坐骨も同様に真下に向けましょう。
  • 最後に、左右の坐骨はそのままに、尾てい骨の先からもレーザービームが出ていることをイメージして、真下に向け、3つのレーザービームが平行、且つ床に対して垂直になるように調整します。

 

7、体幹の筋肉を適切に使って維持しましょう。

  • 腹筋を使って骨盤を床に対して垂直になるように調整します。
  • 第一頚椎を上に上げます。
  • 左右の肩先を結んだ線が床に対して平行、且つ脊柱に対して垂直になるように、両体側を意識。
  • 骨盤の一番上から肋骨の一番下までの距離が左右対称。
  • さらに、椎骨一骨一骨を遠く長くなるように伸ばしましょう。

 

左右の坐骨を椅子の上で均等に感じることができるようになったら、今度は立った状態で坐骨を左右均等に使うようにしてみましょう。

そのまま立つと、右の腸腰筋が伸び、右の殿筋を、いつもよりも使える感覚が味わえるかもしれません。

骨盤の不均衡は、こうした様々な筋肉に影響を与えていることを、感じてみましょう。

もしかしたらいつもの正中線よりも少しずれている、と感じるかも知れません。正中線を確かめてみましょう。

 

 

 

自分で正中線を確かめる方法。

グッズを使う方法

・模造紙を使って。

マス目付き模造紙を鏡の後ろに貼り、チェックしてみましょう。文具屋さんで2枚入り240円でした。
マスが薄くて見えにくい場合は、マジックでなぞってから貼ってみましょう。

 

・姿勢チェックアイテムを使って

プラチェキ(姿勢チェック)と言うアイテムがFRP(ファンクショナル・ローラー・ピラティス)から販売されています。手軽に分かるので、試してみてください。

  • 身長ほどの長~いおもりのついたひもの先に吸盤がついていて、姿見(全身が映る鏡)の一番上、中央に吸盤で貼り付け、正中線を視覚化します。
  • その前に立って、自分の正中線を確認してみましょう。

 

坐骨を左右均等にきちんと使えることは、体のあらゆる部位を適切に使う上で、とても大切なことです。感じてみて、現状を受け入れ、そして改善させてみてください。

あなたの日常が、更に輝いたものとなりますように。

ありがとうございました。