*鼠蹊部(そけいぶ):左右の大腿部の付け根にある溝の内側にある下腹部の三角形状の部分。 解剖学的には恥骨の左右の外側・股関節の前方部にあたる。

重心を片足にかけたりしていると、腰や鼠蹊部、膝や足首など、様々な部位に負担がかかってしまったりします。 負担のかかる部位は人によって違いますが、今日は、特に「鼠蹊部」に負荷がかかるときの対処するポイントについてお伝えします。

 

 鼠蹊部(そけいぶ)を伸ばして負担を減らす!痛みをなるべく感じないようにするために。

1、腸腰筋のストレッチ

*腸腰筋:脊椎や骨盤から太股の骨をつないでいる筋肉群で「太ももを前に上げる」働きを持っている。

  • 「王子様座り」になりましょう。

まず、右脚が前、左足が後ろになるようにします。

 

  • 両脚の位置を調整。

右膝の真下にかかとが来るようにしましょう。

また、左の骨盤の真下に左膝が来るようにします。

 

  • 骨盤を調整します。

左右の骨盤は床に対して水平、且つ前の壁に対して平行になるようにします。

左の鼠蹊部が痛い場合、このポジションを取るだけで左の股関節が伸び、負担が減ってくるはずです。左の股関節に体重が乗らないように気をつけましょう。

左の鼠蹊部が痛い場合、左脚が前に来たときに、どうしても左の鼠蹊部に体重を乗せてしまいたくなるかもしれませんが、左右の骨盤は床に対して平行になるように「体幹」や「太股」の力を使って持ち上げましょう。

  • 椅子などを使ってサポートする

普段、左の鼠蹊部に体重を支持してしまっている場合、この姿勢をとることで「ぐらぐら」として体重を支える事が難しい場合は、近くに椅子などを置いて手で支えるようにしましょう。

 

2、立位での改善方法

 

  • まず立ちましょう。

脚の親指の付け根はつけ、かかとは少し離しておきます。

 

  • 足の向きを注意します。

「足の幅の真ん中」と「かかとの真ん中」を結んだ線が正中線に対して平行になるようにしましょう。

足のレーザービームを意識します。詳しくは、

側わん・膝痛・肩こり・腰痛などを予防、改善!★「土台」を変えると一瞬で立ち方が変わる!をご参照ください。

 

  • 膝の向きを調整します。

膝のお皿の真ん中からレーザービームが出ていることをイメージして、それが床に対して平行になるように真っ直ぐに伸びているように向けましょう。

過伸展(膝伸ばしすぎ姿勢)の方にとっては、少し「膝を曲げる」様な感覚になるかもしれません。

 

 

  • 股関節を伸ばしましょう。

鼠蹊部から真正面にレーザービームが出ているとイメージしてみましょう。

骨盤が前傾の方、過伸展の方などは、股関節が屈曲(曲がっている)傾向があり、鼠蹊部からでているレーザービームが腿と下腹部に「埋もれて」しまっている場合があります。

腿と下腹部は「真平ら」になるように腿、お尻、お腹の筋肉を使っていきましょう。この時に、先ほど行った「腸腰筋のストレッチ」が効いてきます。

 

 

  • お尻の向きを注意

お尻の真ん中から真後ろにレーザービームが出ているとイメージして、床に対して平行になるように調整します。

 

 

  • 上半身を整える

「脚」をしっかりと使えたら、今度は上半身をリラックスすることに意識を向けましょう。
「脚」はしっかりと働かせながら、肩のボルトは真横に長く伸ばしながら下に重たく沈めます。
*肩のボルト:肩先にボルトが一本通っているとイメージしたもの。
耳のボルトは横から見たら肩のボルトの真上になるように首周りの筋肉を使い、更に胴体から引き抜くように上へと引っ張り上げましょう。
*耳のボルト:左右の耳の穴同士にボルトが一本、通っているようにイメージしたもの。

 

 

体幹や脚など、全身の筋肉をフルに使いながら腸腰筋を伸ばすことで、単なる「立つ」動作がそのまま鼠蹊部の痛みの改善エクササイズになります。

「傷む前に対処する」事が肝心。気づかないうちに負担のかかっていた部位を、「伸ばして」空気を送り込むようにしていたわってみて下さい。

あなたの毎日が、更に輝いたものとなりますように。
ありがとうございました。