インフルエンザの予防接種、受けていますか?

今はタミフルやリレンザで対応できるのもあってか、はたまた「受けるメリット、あまりないのでは」と、受けない方も結構いらっしゃるようです。

「予防接種を受けてないけど全然平気だから」と仰る親御さんも多く、本当のところはどうなのか、元成育医療センターで部長をされていたお医者様に伺ってみました。

 

お医者さんが語る、インフルエンザワクチン接種のすすめ。

以下、お話を抜粋させていただきました。

 

インフルエンザの予防接種が学校で「集団接種」だったとき、年に2回、小学校、中学校、あわせて18回受けていたので、そのくらい受ければ罹りにくくなる、と言われています。親御さんは合計18回ほど受けている方が多く、このように感じられて方もいらっしゃいますが、お子さんもこのくらいは受けておいたほうがいい。

成育で勤務していたとき、インフルエンザが大流行したときがあり、世田谷区で1シーズン中に2人インフルエンザ脳症で亡くなったお子さんがいました。どちらも予防接種はしていなかった。日本全国で見たときも、インフルエンザ脳症で亡くなったお子さんは予防接種を1度もしていないお子さんだった。

 

脳炎と脳症の違いは、脳をお豆腐に見立てて、端っこが炎症しているのが脳炎。お豆腐全部が炎症しているのが脳症。予防接種を受けることで、この状態になることを防ぐことができる。

間違って欲しくないのは、予防接種を受けたからといってインフルエンザに罹らないわけではない。あくまでも重症化を防いでくれるものです。」

と仰っていました。

 

インフルエンザワクチンは本当に「無意味であった」のか。

学校でのインフルエンザの集団接種はなぜなくなったのでしょうか。「無意味であった」と言う意見が上がり、インフルエンザワクチンの集団接種は中止の流れとなります。そしてそのまま現在に。

ではインフルエンザ予防ワクチンは本当に無意味なのでしょうか。日本鋼管病院小児科菅谷憲夫先生は次のように仰っています。少し長いですが、引用させていただきます。

 

日本では,学童集団接種は無意味であったという意見が流布し,集団接種を中止したことは当然のように考えられている.

しかし,最近になって,学童集団接種が実施されていた1970 年代,1980 年代のインフルエンザによる死亡者数(超過死亡)を調査してみると,1990 年代に比べて大幅に低く,1994 年の集団接種の中止以降,インフルエンザの死亡者が急増していることが明らかにされた.

インフルエンザワクチン効果は,既に,世界的に確立されているが,最近,日本でも,高齢者でのワクチンによる死亡防止効果が80% あることが確認された.

インフルエンザ弱毒生ワクチンの実用化が近づいて来たが,乳幼児では不活化ワクチンの有効性に限界があるので,生ワクチンヘの期待は大きい.

日本でも,高齢者の公費負担によるインフルエンザワクチン接種が実現したが,現状は,先進諸国の中で,インフルエンザワクチンの使用量は最低レベルにある.

今後は,高齢者のみならず,基礎疾患を持つハイリスク患者や医療従事者も含めて,インフルエンザワクチンの接種率向上に努める必要がある

日本鋼管病院小児科  菅谷憲夫『インフルエンザワクチンの過去,現在,未来

 

医療費をこれ以上増やしたくない方針の国が再び学校での集団接種を実現することは難しいかと思われるため、「自衛のため」に自主的に受けることは大切なのではないか、と思ってしまいます。

 

重症化しないためには接種することが大切。

インフルエンザの予防接種は、受ければ「罹らない」ものではありませんが、受けたほうがいいかな、と、毎年のようにインフルエンザに罹っていた私も思います。

「生後半年まではインフルエンザに罹らない」と巷では言われていますが、実際に長男は生後3週間ほどでインフルエンザに罹りました。

同時に私も仲良くかかり、息子は1週間ほど点滴につながれたまま。息子の病室は個室で、付き添いの私もそこでずっと寝泊り。平たく言うと、「2人で入院」です。「点滴がなかったら、こんなに小さい人、あっという間に死んでしまうのだろうなー。現代医学ってスゴイ。」などと思ったり。

出産後、床上げもしないまま、数十年ぶりくらいに40度超えを体験しつつの、まだ1ヶ月にならない息子の看病。

ふらふらになりながらも授乳したい一心でお薬を飲まずに頑張るも、「熱がでているので断乳してくださいねっ!」とさらっと看護師さんに言われ、ただでさえ出にくい母乳が更に減量していったのでした。

唯一生き残った主人が仕事を休んでかいがいしく家のことやら3歳になる前の娘の面倒やらを見てくれたときは、後光がさしているような思いがしたような、気がしないでも。いやいや、とっても頼もしく思え、ありがたかったです。

 

「生後半年は病気に罹らない」説は「母親の免疫が半年間効いている」から。そもそも母体にない免疫は、赤ちゃんも持っていない。当たり前のことです。

私に、この年の型のインフルエンザの免疫がなかったため、生後3週間の息子もインフルエンザに罹ってしまった。
不可抗力とはいえ、「ごめんねー。」と何度も心の中では謝り通し。周りからも「母体がしっかりしてないんじゃ。」と面と向かって言われることもしばしば。
体調もメンタルもがりがりと削られて日々を送っていたなー、と20年近く経った今でもちょっぴり苦い思い出です。

 

まとめ
子どもが小さいうちにはインフルエンザには毎年のように罹った我が家(主人を除いて)。今はインフルエンザに罹ってもお薬で割りとすぐに治ってしまうので、医療の進歩ってすごいな、と感謝の嵐です。
それでも、重症化しやすい病気もちの子どもがいるため、予防接種は大事だなー、と思っています。

また、罹患してからお薬で無理やり症状を「押さえ込む」行為に比べて、ワクチン投与は、免疫を体の中に作る行為のため、こちらのほうが将来的に見て「有効」ともされているとか。(「医師が断言!インフルエンザワクチン効果と「必ず打つべき人と理由」より)

「あたるも八卦、あたらぬも八卦」なインフルエンザの予防接種、と言われていますが、「命も救うこともある」と思うと、やはり受けておきたいもの。

「タイプがはずれても効かないことはない。効果は薄れてはしまうが、それなりの効果は期待できる」(同上、「医師が断言!インフルエンザワクチン効果と「必ず打つべき人と理由」より)

各ご家庭の方針もあるかと思います。何が正解かも正直分かりません。その時の、一番よい結果が得られることを願って。
ありがとうございました。

 

 

 

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