2018.7.29加筆、修正いたしました。

昨今の少子化の影響もあるのでしょうか、一人のお子さんに対してかける金額も一昔前に比べると大きなものになってきました。
だからかどうかは分かりませんが、中学受験をされる方も、都内ではかなりスタンダードになってきたように思います。

孟母三遷とも言われるように、やはりお子さんには環境の整った、質の高い学校へ、と望むことは、親としては当たり前のことかもしれません。

そんな中、子どもの中学受験と高校受験の両方を体験した私としては、はっきりと、「どちらがよい」とは言い切れない、と感じています。
長女は公立中学から都立高校へ、長男は中学受験を経て中高一貫校へ、次男は現在、公立中学の三年、いわゆる受験生。
中学受験も高校受験も「こっちのほうが良かった」というわけではなく、それぞれ一長一短があります。

どちらの天秤が傾くかはその方しだい。
それぞれのメリット、デメリットを参考にしてみてください。

 

中学受験のメリット

 

1、中高一貫校の場合、高校受験がないので、六年通して部活に打ち込める。

学校によっては、チアリーダー部や物理部、生物部など、普通の公立の中学にはないような部活が存在したりします。

打ち込めるものを見つけられたお子さんにとっては、これを六年間通して行えることは、技術の向上に繋がるだけでなく、「六年間やり遂げた」という大きな自信にも貢献するはずです。

これは、この先の大学受験や就職・資格試験、更には人間関係を形成するに当たっても、大きなバックボーンになることでしょう。

 

 

2、オリジナルカリキュラムにより、高校受験組よりも早く大学受験対策が行える。

学校にもよりますが、一つの例を挙げれば、中二までに中三までの課程を終え、中三では高一の範囲を、そして高二の三月までに高三までの全過程を終わらせて、高三からは浪人生と同じように、受験勉強に全精力を注ぐところがあります。

「大学受験」としてみれば、これほど環境が整ったところはないでしょう。

 

 

3、いじめや喧嘩、メンタルの問題など、生活面に関しての対処が迅速で細やかである。

当然、私立といえども人間関係のあれやこれやはあります。
が、その対処の速さと細やかさは公立とは次元の違うものを感じました。

たとえて言うなら、自身の立場を死守する保身の公立に対し、「お客様対応」で、顧客満足度100%を目指す私立、といったイメージでしょうか。
「お客様の声」を大切にする私立に圧倒的に軍配は上がります。

(あくまでも、「社員教育」という観点から見た個人の感想です。公立にも私立にも、それぞれ素晴らしい先生はいらっしゃいます。)

 

4、毎週ごと、または毎日のように小テストがあり、勉強の定着が見込まれる。

かの「エビングハウスの忘却曲線」の通り、「定着させる仕組み」をこれでもか、とビシバシとつぎ込んでくれます。
まじめにこなしているお子さんなら、学校に通っているだけで相当な学力の土台ができるはずです。

 

出展  エビングハウスの忘却曲線で分かる、最適な復習のタイミング

http://ryugaku-kuchikomi.com/blog/ebbinghaus-the-forgetting-curve

 

 

 

5、特待生制度などがある学校では、修学旅行や交通費などのみの負担でよく、公立並に安価で通える場合がある。

これも学校によって、ですが、入学金や授業料などを、返還される制度があります。
若干名程度ですが、意欲のあるお子さんなら、素晴らしい成果を出せるかもしれません。
一方で、これは、注意が必要です。必ず、「中学受験のデメリット-2」もあわせてお読みください。

*ちなみに、御三家などの学校では、現在その制度自体はないようです。

 

 

6、そのお子さんに合った学校に通っている場合、「類友」状態で、充実した学校生活を送ることができる。

その学校ごとにカラーがあることは周知の事実。
このカラーにぴったりと合うお子さんの場合は、非常に充実した六年間の学校生活になることでしょう。

思春期の難しい時期を、自分にあった、自分を受け入れてくれる大切だと思える環境で過ごすことは、情緒が安定し、すくすくと、伸びやかに育つかもしれません。

 

 

7、進路指導がしっかりしており、きめ細や対応してくれる。

これはもう、その学校の進学実績という名の広報活動に直結したことなので、どの学校でも力を入れている部分。
本人以上に親身になってくださるはずです。

 

 

8、小学生のうちに、親とともに受験勉強をすることで、効率のよい勉強の仕方が身につく。

来るべき大学受験に向けて、勉強の方法や試験本番に向けてのメンタルの強さなどが鍛えられます。

また、中学受験で子供と遊ぼう高橋秀樹 著/牧嶋博子 著 のように、小学生時分に一つの目標に向かって、親子で全身全霊を尽くすことは、とても有意義なことでもあります。

が。これもこのままデメリットに直結する問題になります。詳しくは、次回をご参照ください。

 

 

9、中学受験と高校受験では、偏差値が10ほど違う

これは、そもそもの分母が違うのですが、中学受験では40そこそこの偏差値だったいわゆる「低位校」と呼ばれる学校も、高校受験においては、55ほどになる学校もあるほど。

 

 

いかがでしたか?
この「メリット」だけを見ると、「できれば私立中学へ!」と少しは思いませんでしたか?

私は思いました。(笑)
われながらチョロイな、と、今では思います。(遠い目)

あくまでも、ここにあげたメリットは理想を地でいくファンタジーの世界。
このすべてを享受することなど、優秀なごく一部のお子さんを除いて、現実にはありえない世界なのです。
いくら素晴らしい宝物を持っていたとしても、それを有意義に使えないのならば、絵に描いたもちでしかありません。

この場合、誰が使うのか?
もちろん親ではありません。
子ども自身なのです。

親なら、「子どもが生きやすいように」と考えることは当たり前のこと。
そのためなら全身全霊をかけても当然のことだと思っています。

対して子どもは。

この宝物を「使う側」の子どもにとっては、もしかしたら意味のないものである可能性も否めない。
親はそこを見極めなければいけないのです。

次回は、そこを含め、「現実」を踏まえた上での中学受験のデメリットをお伝えします。

お子さんにとっての最高の人生をプレゼントする方のための一助となれば幸いです。
ありがとうございました。

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