前回は、「タテに切った場合」の腹筋へのアプローチ方法をお伝えしました。
傷のない部位の腹筋を意識的に鍛え、最終的には傷口付近にまでアプローチしていく「外堀を埋める」作戦です。

今回の「外堀を埋める」作戦は「横に切った場合」のアプローチ方法。

「横に切った」場合、おへその下辺りに正中線に対してほぼ垂直の傷跡があります。

これはおへその下の、

  • 「タテの筋肉・腹直筋」
  • 「腹巻のようなヨコの筋肉・腹横筋」
  • 「ナナメの筋肉・腹斜筋」

の3つが切断され、縫合された状態です。

3つの筋肉が切断されたため、おへそよりも下の部分の腹筋はかなり使いずらい状況になっています。
そのため、おへそよりも上の筋肉をきっちりと使っていくことが大切になってきます。

 

おへその上の筋肉を鍛えよう!☆肋骨を意識して整えると、全身が整う!

「ヨコの傷」がある場合、

  • おへそよりもの筋肉」を使うことが難しいため、
  • おへそよりもの筋肉」を使う必要があります。

けれどもこの「おへそよりも上」にある筋肉、肋骨がついているため、とても使いずらいという特徴がある事もまた事実。

 

ピラティスを始めたばかりの頃、多くの方が「おへそよりも上」の腹筋を使うことが難しい、と感じる傾向があります。
肋骨がついているため、可動域が制限され、鍛えるためにはかなりのトレーニングを要する部位。

帝王切開で「ヨコの傷」がある場合、おへそよりも下の筋肉にはほとんどアプローチできないため、この非常に使うことが難しい筋肉にアプローチする必要がある。

一朝一夕ではつきにくい筋肉ですが、日々トレーニングを続けて養っていきましょう。

 

1、壁に背中をつけて立つ

  • 壁から5~10センチほど離れたところに足を置き、お尻、背中、頭を壁にぴったりとくっつけて立ちましょう。
  • ニュートラル・ポジションになります。

*ニュートラル・ポジション:

  1. 壁とウエストの後ろ側に、手のひら1枚分入るか入らないか暗いのスペースがある。
  2. 尾てい骨の先からレーザービームが出ていて、その尖端が床に対して垂直になっている。
  3. 肋骨の後ろ側、肩の後ろ側が壁にきちんとついている。
  4. 鼻の先からレーザービームが出ていて、そのラインが床に対して平行になっている。

 

2、指先を後頭骨に

  • 人差し指、中指、薬指を首と頭のキワキワに軽く当て、肘は開いておきましょう。
  • 肘の先は真横を向けておきます。
  • 胸を開き、肩甲骨で胸を押しているような感じです。

 

3、頭をわずかに下に向ける

  • 後頭骨で軽く壁をこすってわずかに下を向きましょう。下を向いても頭は壁につけたままにします。
  • 頭が壁から離れてしまうと「おへその上の腹筋」をうまく使うことが出来ません。
  • 持てる力を最大限使って「首と頭のキワ」を壁につけるように頑張ります。
  • 首の骨一つ一つを長く引き伸ばさないと、後頭骨の一番下の部分を壁につけることは出来ません。しっかりと骨と骨の間にスペースを作るようにしましょう。

 

4、肩甲骨の下まで床から離しましょう

  • 首の角度はそのまま、胸椎(胸の骨)を一骨一骨壁から離していきます。
  • 首をこれ以上曲げてしまうと、首が痛くなる原因となります。首の角度はこのまま固定しておきましょう。この角度を保つだけで、「おへその上」の腹筋が鍛えられます。
  • 胸骨を壁から離すとき、「板」のように真っ直ぐな背中にならないように気をつけます。一つ一つの骨を丁寧に壁から離していきましょう。
  • 「板」にならずに、「点」で動かすようにします。

 

5、一骨一骨、後頭骨まで壁にくっつけていきます

  • 肩甲骨の下まで壁から離したら、今度は甲頭骨まで一骨一骨壁にくっつけていきましょう。
  • 「おへその上」の腹筋をしっかりと使って、お腹を引き伸ばしながら上へ上へと骨を積み上げていきます。

 

一連の流れを何度か繰り返してみましょう。感覚を研ぎ澄まして、「使える部位」に最大限に働きかけていきます。
はじめは見過ごすようなほんのわずかな差かもしれません。長い目で見て、養っていきましょう。

この、「おへそよりも上」の腹筋を鍛えることで、体幹がピシッと使えるようになっていきます。体幹が決まると、肩や首、腿の前側や股関節など、本来あまり「使いたくない部位」の力を抜くことができるため、それらの部位の痛みの改善や緩和が期待できます。

 

一歩ずつ、着実に歩いていくことで、体は応えてくれるはず。
あなたの人生が、更に輝いたものとなりますように。

お読みくださり、ありがとうございました。

 

 

 

 

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