☆「超安産」な私が、「帝王切開」を勧められて

4人目を妊娠中、一時期「逆子」との診断があり、お医者様から、

「帝王切開だね」

と軽~く言われたことがありました。

 

帝王切開の負担を考えると、何としてでも回避したいこともあり、日々「逆子改善」のためにトレーニングを欠かさず行っていたことがあります。

その甲斐あってか、いつの間にか正常に戻っており、「帝王切開回避!」と喜んでいたこともつかの間。今度は、

「年齢」

を理由に帝王切開を勧められます。37歳にして4人目を妊娠、38歳で出産予定のため、「大事」をとってお医者様が決められたことです。

私個人としては、この決定には納得できないものがありました。私自身は上の3人の子どもたちは「超」のつく安産。特に3人目は50分、という超・超短時間での出産だったこともあり、

「普通分娩で良くない?」

という思いがぬぐいきれません。幾度となくお医者様にも相談したのですが、

「安全・確実」を第一としているため

と最後まで取り合ってくださることはありませんでした。

確かにお医者様の立場も分かります。「安全」が第一であり、余計な不安材料は全力で排除するべき、ということも分かってはいます。けれど、普通分娩を3度経験し、その後の回復も順調だっただけに、どうしても普通分娩をあきらめきれません。

結局、予定日よりも前に破水し、病院に向かうタクシーの中で今にも産んでしまいそうなくらいの陣痛が起こったため、普通分娩に。真夜中の出産の後で、当直のお医者様が、

「帝王切開って言ってたけど、全然必要なかったね~。」

とこれまた軽~く仰っていました。

事後論であることはもちろん否定できませんが、それでも、

「病気を見ずに患者を見よ」

をモットーとする大きな大学病院でさえこのような対応をすることに疑念をぬぐいきれません。
注:
1、妊娠は病気ではありませんが
2、大学病院だからこその対応だったのでしょうが

 

 

☆安易に選択される、「帝王切開」

今をさかのぼること20年以上前、一人目を妊娠中に切迫早産で入院していたことがありました。

その時、丁度そんな時期だったのか、6人部屋のうち、私を含め3人が切迫早産、もう3人が重度のつわりで栄養が摂取できない状態のため、24時間点滴投与での入院。

 

大部屋のうちのすべての人が「お腹に赤ちゃんがいる」状態でした。

産婦人科のベッド、というと、出産後の「お腹に赤ちゃんがいない状態」の方がほとんどであることに対し、かなりレアな状態だったようです。

そんな中、切迫早産仲間のお一人で、バリバリのキャリアウーマン、といった方がいらっしゃいました。

その方曰く、「最後は帝王切開」とのこと。

いらぬ他人の「大きなお世話」だとは重々承知しておりますが、帝王切開の術後のタイヘンさを知り、その後の人生にまで影響を及ぼすことをまざまざと拝見している今、

「他に方法はないのかな?」

などと思ってしまいます。

今は分かりませんが、当時、切迫早産で入院している場合、程度にもよりますが、陣痛抑制剤を24時間絶え間なく点滴で投与し続けています。
この状態のため、この薬をやめるタイミングを見計らっての普通分娩は出来ないのだろうか、と思ってしまいます。

当時はこの陣痛抑制剤(ウテメリン)は臨床試験段階だったため、医療者側からしたら、妥当な対応だったのかもしれません。

 

結局私はこのとき普通分娩でしたが、ケース・バイ・ケースとはいえ、命にかかわることではない限り、帝王切開は回避したほうが良いのではないか、と思い続けています。

 

 

☆帝王切開の必要性

近年、というか医療の進歩により、帝王切開は現在ではかなり一般的に行われるものですが、これは完全に「オベ」です。

「オペ」である以上、体にかなりの負担がかかることは必至。その負担を鑑みても、帝王切開をせざるを得ない状況、というものはあります。

以前、

「上も下も切った」

という方と同室になったことがありました。普通分娩で試みて、それでもどうしようもなくて帝王切開に切り替えた、という状況だったそうです。

ご本人は普通分娩をご希望されていましたが、状況がそれを許さず、やむなく帝王切開、という状況だっただけに、医学の進歩は人命を救うことをまざまざと見せ付けられたケースでした。

 

以前、NHKの韓国ドラマで、「宮廷女官・チャングムの誓い」というものが放送されていました。

最終回では、女医となったチャングムが韓国初(?)の帝王切開を成功させる、という描写があり、そのインパクトの強さに未だにありありと思い出すことが出来ます。

まあ、ドラマという一種のエンターテイメントであることもあり、感染症やらなにやら考えるものでもなく、信憑性もないものですが、

「二人の人命を救う」という観点から見ると、「医学の進歩」の偉大さがひしひしと伝わってきました。

 

 

☆そのオペ、ホントに必要!?

帝王切開の必要性は重々承知しているのですが、それでもやはり、私にとって「無用のオペ」を勧められた事もあってか、オペに対して、

「本当に必要でない限り回避したいもの」と思ってしまいます。

本来、帝王切開、「オペ」は止むにやまれず、行われるもの、という認識が私の中にあるだけに、医療技術の進歩と共に、安易に行われてしまう現状を、苦い思いで見ています。

オペをした後の、退院した後の、その人の永きに渡る人生を、安易にオペを勧めたお医者様は見ているのでしょうか。私のような事例は数少ないかもしれません。それでもこの体験を通して思ったことは、

お医者様の見解はすべてではない。

このとき、はっきりと感じました。

帝王切開は安易に

  • 「勧めて良いものではない」
  • 「選んでよいものではない」

という思いがぬぐいきれません。

 

☆出産をプロデュースする

「その人に合った出産方法」を求めるのであれば、ベルトコンベア式の大学病院に頼っていては望めません。

近年、「アクティブ・バース」という考え方も一般的になってきました。
より自然に出産したい。その願いは至極当然のもので、私のすんでいる地域でも、そのような施設は結構あります。

中でも、ご自身の出産後の経験から、よりナチュラルな出産を、と考え、医師の資格を取って開業した「明日香医院」は少子化の進む現在においてもなお、予約が取れないほどの人気ぶり。

少子化真っ只中の現在「自分の望む出産」を求めて、分娩台も、手術室もない施設を選ぶ方が多いのもうなずけます。

 

私も出来ればこのような施設での出産を希望していたのですが、妊婦検診の折、

「胎児の心臓に影が見える」

との事で、24時間小児科医の常駐する大学病院での出産となりました。

 

私が出産した大学病院には、普通分娩の場合分娩台での出産しか選択肢はありません。
分娩台での出産はどう考えても不自然であり、もっと楽な体勢での出産を、と希望していたのですが、こればかりは仕方のないこと。

  • 姿勢を固定されずに自然につるりと産み落とすことよりも
  • 赤ちゃんと片時も離れずに一緒にいることで母乳の出が良くなることよりも

子どもの命には代えられません。

 

出産を通した紆余曲折には様々なものがあります。その方にとって最高の「お産」は100人いれば100通りあるのかもしれません。

様々な感情を胸に、たった一つ思うこと。それは、

 

「無事に生まれてきてくれて、ありがとう。」

 

出産の数だけドラマがある。

出産を経験した女性はひときわ美しくなる、といわれています。
すべての美しき女性に、敬意を表して。

ありがとうございました。

 

 

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