日常、私たちは常に頭が一番高い位置で生活しています。それは「目」が高い位置について遠くを見渡すため。進化の過程で「敵」をいち早く見つけることができなければ生きてゆけなかったからです。そのため、一番高い位置に情報を収集するための大切な器官が集まり、それらを統括し、指令を出すための脳も高い位置にあります。

それに対して肺と心臓は「守る」位置にある。攻撃されて破損されたらヘタをすると即死してしまう肺と心臓。そのため、肋骨ががっちりとガードしてそれ以外の内臓とも横隔膜によって密閉されているのです。

肺が取り込んだ酸素をエネルギーとして心臓に供給し、心臓から全身に血液を送り出す。このとき、頚椎の角度が曲がっていると、その分脳へ運ばれる酸素の量が減ってしまいます。誤解を恐れずに言うなら、脳は常に軽い酸欠状態といえるでしょう。

重力に逆らって心臓から脳へと運ぶことは大変な作業。日ごろ、何気なく暮らしていてそんなに気にはならなかったとしても、実は「生命活動」としてみた場合、由々しき事態とも言えるもの。

これを簡単に解消する方法が、「逆立ち」。ヨガで言う「逆転のポーズ」です。「逆立ち」や「逆転のポーズ」といっても、ハンドスタンドでまんま「逆立ち」でなくても、単に頭を下にした状態をつくるだけで、脳への酸素供給量は増えます。

なれない方は、まずは少しの間だけ頭を心臓よりも下にしているだけでも効果は期待できます。このとき、日ごろあまり頭を下にする習慣のない方は、「ぼわ~ん」としたりすることがあるかもしれません。お一人お一人体は違うので、行う場合は必ずご自分のお体と相談しながら行ってみてください。

ベッドに寝ていらっしゃる方は、朝起きたときに10秒くらい頭を寝ている場所よりも下にすることで、いつもよりも多く脳に酸素が供給され、血色も良くなって来るはずです。ポイントは「無理なく、長い期間に渡って続ける」こと。慣れてきたら、色々なポーズに挑戦してみると、更に効果は上がってくることでしょう。

*逆転のポーズをする場合は、その時の体調に合わせて行ってください。特に、「生理中には行わないほうが良い。」という考え方もあるので、ご自信の体に聞いて安全に行うようにしてください。

 

参加された皆様のご感想です。

・週末色々あり、雑念が多すぎて、あまり集中できなかったのは反省点です。

・「もうちょっといけるんじゃないかな」というところで葛藤していました。
ーーーーー「ここまでいけそう」という自分の感覚はとても大事です。その連続で上手になったり、今までできなかったポーズができるようになったりしてゆきます。ご自分の感覚を研ぎ澄まして、集中して行ってみましょう。

・首と肩があんまり得意ではないので、自分の中で調整したり、休憩をしたりしながら行っていました。
ーーーーーご自分の中でできる範囲で模索されながら行っていらっしゃいましたね。とても良かったと思います。ヨガは「自分との対話」が大切です。無理なく、できる範囲で、「心地よい呼吸」を繰り返していけたら、それだけで大成功。常に模索しながら行ってみてください。

・今日はすごくすっきりしました。気持ちよかったです。自分に合う動きだったのかもしれません。

 

以前、頭を下にするポーズで「変な感じでぽわーっとする」と仰っていた方が、その後ヨガを続け、1年ほど経ったころには、「あ、そういえばそんなことがあった! 今は全然そんなことなくて忘れてた!」といっていました。

個人差はあるとは思いますが、少しずつ体を慣らしていくことで、体を変えていくことができます。まずは無理をせず、「やりすぎない」こと。脳に酸素がいきわたれば、それだけ脳が活性化し、アンチエイジングにも効果が期待できます。

あせらず、ご自分のペースにあわせて行ってみてください。更に輝く毎日のために。
ありがとうございました。

 

 

 

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