今日のマンツーマンレッスンでは、仰向けの状態でアライメントを整え、この整えたアライメントをできる限り動かさないようにしながら股関節や肩関節を動かす感覚をご案内いたしました。

アライメントを整えた状態で腕を動かそうとするとき、多くの方は胸筋から動かそうとしてしまいます。胸筋から動かしてしまうと、せっかく肩の後ろ側が床にぴったりとくっついた地点からスタートしても、手を天井に上げたときには肩が床から離れてしまいます。

この状態は、肩関節が緩んで肩に負担がかかってしまいます。肩関節は、きっちりと「ネジを締める」感覚が必要です。きっちりとネジを締めた状態からスタートして、できるだけ大胸筋を働かさないように気をつけながら、締めたネジを緩ませないように肩関節の回転だけで腕を上げていく。

いつも大胸筋を使ってトレーニングなどをされている方は特に、この感覚は、はじめのうちは分かりにくいかも知れません。大胸筋で腕を動かすと、肩関節がずれて、ひどいときにはインピンジメント症候群、いわゆる「野球肩」状態になってしまい、身体にとって非常に負担がかかってしまいます。

対して、肩関節を動かすようにすると、大胸筋をフルに使って動かしていたときにはあまり使えていなかった肩の深層筋が働き、関節液もスムーズに働いて、肩関節の組織が適切に動いてくれるのです。それによって肩にかかる負担を減らすことができる。「筋肉」ではなく、「骨」を意識して動かしていきましょう。

 

参加された方のご感想です。

・これだけ付きっ切りで教えていただいているのに難しくてできないので、家で一人で行うことなんてできません。

・少~し骨を動かすというのが、ちょこっと分かってきたかな、という感じです。分かったようで、難しい。まあ何というか、常に相反する力を入れていかないといけないんだ、ということが、ちょっと分かりました。

 

武術研究家の甲野善紀先生と、『骨ストレッチ』を開発したスポーツトレーナーの松村卓先生のお二人による共著『「筋肉」よりも「骨」を使え!』の中には、

「腕力を使って力づくでねじ伏せようとするより、コツ(骨)を掴み、無駄な力を極力使わないほうがいい結果が出せる」
「目に見える分かりやすいもの(=筋肉)を動かすには目に見えない、捉えにくいもの(=骨)の活用が必要である」

と記載されていて、常々骨を意識して動かすことの大切さを実感していた私にとっては、その答えが簡潔に記されており、すっきりとしました。また、

『「火事場の力」を引き出すには』『肋骨は身体の動きを助ける骨』『筋トレの弊害』『オープンにすると上達も早くなる』『アメリカは選手を育てるのが実はすごくヘタ』『まず骨が動いて筋肉が従う』

など、とても興味深い内容が盛りだくさんでした。まだ読まれていらっしゃらない方は、ぜひ一読をおすすめしたい良書です。

骨で動かす。骨から動かす。無駄な力をそぎ落としたとき、最大の効果が生まれる。動きながら深い瞑想状態に入れるヨガは、まさにこの境地を垣間見るための優れたツールといえるでしょう。

日常にも役立つ、生きることのすべてに役立つ、真の高みを目指して。
ありがとうございました。

 

 

 

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