壁でサポートしながら首や腕など、どこにも負担なく行えるようになったら、バリエーションに挑戦してみましょう。もしこのとき、どこかが痛かったり、違和感を感じるようなら、必ずヨガの先生にチェックしてもらうようにしてください。痛みや違和感は何かのサインです。無理な体勢で行うのは危険なので、必ずアライメントを整え、「どこにも違和感なく安定して行えるように」なってから次の段階に進んでください。

*背中または首の損傷、心臓疾患、あるいは高血圧がある場合は実践しないこと。
*月経中はやらないこと
*このポーズの経験が豊富で妊娠した場合は、妊娠中にも実践できます。(以上『プロフェッショナル・ヨーガ』より)
*高血圧・緑内障・網膜はく離がある人は、頭立ちを始める前にまず、その症状を治す効果のあるアーサナに専念する必要がある(『ヨーガ 本質と実践』より)

*実践する場合はご自分の体の感覚を研ぎ澄まし、ご自身の責任において、安全に行ってください。

 

壁を使ったシールシャーサナのバリエーションと、その先へ進むポイント

1、開脚

全体的に安定しているようなら、まず両脚を横に開いて開脚の状態にしていきましょう。「イタ気持ちいい」くらいのところまで開いたら、一呼吸して再び両脚を天井に戻します。まずは壁を頼りにしても良いので、左右均等に脚を使っていくようにします。この時、壁に触れてもいいのは「かかと」だけで、その他の部分が触れてしまうようであれば、前の段階に戻ります。どの位戻るのが適切なのかはお一人お一人違うので、試してみてご自分で分からない場合は、指導者の指示を仰ぐようにしてみてください。

逆転のポーズで開脚を行うことは、床で行っているのとは違う感覚が掴めるかもしれません。丹田をキューっと引き締め、常に足の裏のかかとの部分で何かを押し続けるように力強く左右均等にしっかりと全身の筋肉を使っていなければ、グラグラして倒れそうになってしまいます。


骨盤、お腹、お尻、そして脚をきっちりと使っていきましょう。また、プラサーリタ・パードッターナーサナ(開脚の前屈のポーズから頭を床に付ける)で土台をしっかりつくれたとき、両足が自然に浮きそうになることがあります。
このとき、開いた脚を天井に引き上げて手のひらと頭を床につけた三点倒立になるための動作の練習になります。こうしてみると、「すべてのポーズは繋がっている」ということが実感できます。

 

2、右脚だけ横に開く

シールシャーサナの姿勢から、左脚を強く天井に伸ばし、そこを軸に右脚だけを開いてみましょう。しっかりと上半身の土台を安定させ、更に左脚で強く軸を作っていないと、右側に倒れそうになります。これも、人によっては床で行った時とは全く違う感覚が味わえるかも知れません。

右脚を開いて一呼吸し、右脚を天井に戻したら、今度は反対側も行いましょう。右脚を強くして左脚を開いてみると、左右でやり易さが違うかもしれません。それが普段、立ったり歩いたり走ったり、という動作のとき、知らず知らずのうちに負担がかかっているポイントだと意識するだけで、日常の行動も変わってくるかも知れません。感じてみて、ご自分の体を探索してみましょう。

 

3、バッダ・コーナーサナ(合せきのポーズ)のかたち


左右の足の裏同士をつけて膝を外側に開きながら曲げていきます。脚を動かすことで重心がふらつきそうになるのを整えるトレーニングになります。一呼吸したら、元に戻りましょう。

 

まとめ

いずれの場合も、最初は壁を頼りながら行うことで感覚が掴めてくるかもしれません。けれど、できるだけ体のどこにも壁には触らないようにしながら行うことが大切です。特に、背中が少しでも壁に触れるようであれば、このポーズを行うべきではありません。前の段階に戻って、トレーニングをして体を強化してから行ってください。壁に触れているのは、あくまでもかかとがちょこっとだけです。

壁はあくまでも「安全対策」。サーカスの空中ブランコでいう「安全ネット」でしかありません。壁を感じるのではなく、壁はないものとイメージして行いましょう。もし壁に触ってしまったら、それはアライメントが崩れたサイン。正しいアライメントに直してゆきましょう。そのためには、常日頃のトレーニングが物を言います。立っているとき、座っているとき、シールシャーサナをしているイメージで、頭頂部に何か乗せて、感覚を研ぎ澄ましてゆきましょう。

壁に全く触れない。体のどこにも負担がない。「バリエーションをフロア(壁なし)でもできそう!」と思ったとき、フロアではじめてみてください。まずはバリエーションなしで1分。2分。3分と時間を延ばし、5分くらいできるようになってからフロアでのバリエーションに挑戦してみましょう。新たな扉が開けるかもしれません。

楽しみましょう。ヨガを。人生を。そして今を。
ありがとうございました。

 

 

 

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